スペーシア/Q&A
Q&A
製造元である日本板硝子(株)のホームページに詳細な記載がありますので、一度ご覧下さい。
断熱性能は、熱貫流率という数値で比較します。この数字は、熱の伝わり易さを表しており、この数値が少ないほど熱を伝えにくいガラス=断熱性能に優れたガラスと言えます。
「真空ガラス スペーシア」は、下表の通り、極めて高い断熱性能を有しています。
「真空ガラス スペーシア」は、下表の通り、極めて高い断熱性能を有しています。
真空ガラス スペーシアSTⅡ 6.2ミリ厚 | 1.2Kcal/m²hC° |
ペアガラス 板ガラス3ミリ+空気層6ミリ+板ガラス3ミリタイプ | 2.9Kcal/m²hC° |
ペアガラス 板ガラス3ミリ+空気層12ミリ+板ガラス3ミリタイプ | 2.5Kcal/m²hC° |
3層ペアガラス 板ガラス3ミリ+空気層6ミリ+板ガラス3ミリタイプ+空気層6ミリ+板ガラス3ミリタイプ | 2.1Kcal/m²hC° |
一枚ガラス 3ミリ厚 | 5.1Kcal/m²hC° |
※熱貫流率は、ある温度で、内外の温度差が1度の時、1m2当り、どの位の熱が移動するかを表しています。例えば、普通の一枚ガラスの場合は、ガラスを通じて、5.1Kcalの熱が移動する(失われる)ということになります。
一般的に建築用板ガラスの強度については、耐風圧強度と耐衝撃強度があります。
1.耐風圧強度では、「真空ガラス スペーシア 6.2ミリ」の場合、普通の板ガラス(フロート板ガラスと言います)3ミリ厚の約2倍、フロート板ガラス5ミリとほぼ同等の耐風圧強度があります。同じ厚さの板ガラスで構成したペアガラス(フロート板ガラス3ミリ+空気層+フロート板ガラス3ミリ)と比較した場合は、約1.5倍になります。
2.耐衝撃強度(物がぶつかったことに対する強度)では スペーシアの場合、スペーシアを構成する2枚の板ガラスの片側1枚の強度によります。
例えば、スペーシア(6.2ミリ)の場合は、フロート板ガラス3ミリや、ペアガラス(フロート板ガラス3ミリ+空気層+フロート板ガラス3ミリ)とほぼ同等の強度になります。
例えば、スペーシア(6.2ミリ)の場合は、フロート板ガラス3ミリや、ペアガラス(フロート板ガラス3ミリ+空気層+フロート板ガラス3ミリ)とほぼ同等の強度になります。
日本の住宅では、一般的に3ミリガラス、もしくは5ミリガラスをご使用されている場合が大多数です。
真空ガラス スペーシアは、2枚の板ガラスの間に0.2ミリの真空層を形成しています。そのため、表面には1気圧の大気圧がかかります。この1気圧の大気圧を重量に換算すると、10トン/m2となります。この莫大な大気圧から真空層を保持するため、マイクロスペーサーという柱を2枚のガラスの間に並べています。マイクロスペーサーは2cm間隔に配列されてありますので、2500本/m2の柱で10トンの重量を支える構造となっています。尚、真空度は1/100万気圧になります。この真空層で熱の伝導と対流をカットし、低放射ガラス(Low-Eガラス)と組み合わせることで熱の放射を抑え、驚異的な断熱性能を実現しました。
各種ガラスの遮音性能は、下表をご参照下さい。同じガラス厚み同士でくらべた場合、スペーシアは高い音域(2000Hz前後)では一枚ガラスよりも遮音性能が高いことが分かります。また、ペアガラスとの比較では、中音域(500Hz前後)の遮音性能がすぐれています。低い音から高い音まで、スペーシアはバランスよく音を防ぐことが分かります。
日本工業規格の等級 | 音響透過損失(dB) | ||||||
125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 4000 | ||
スペーシア6.2ミリ(3+真空層+3) | T2(Ts-30) | 19 | 25 | 30 | 35 | 39 | 33 |
ペアガラス12ミリ(3+空気層+3) | -(Ts-20) | 19 | 21 | 29 | 32 | 39 | 33 |
一枚ガラス5ミリ | T1(Ts-25) | 19 | 24 | 23 | 33 | 28 | 31 |
一枚ガラス6ミリ | T1(Ts-25) | 19 | 25 | 31 | 34 | 29 | 34 |
- 日本工業規格の等級は、1/3オクターブバンドの測定値によります。数字の大きい方が遮音性能が高いガラスです。
- 音響透過損失は、オクターブバンド毎の合成値です。音響透過損失は、ガラスを透過することで減少する音量を表した数字で、数字が大きいほど遮音性能が高いことを表しています。
スペーシアには防犯性能はありませんので、雨戸やシャッター、面格子等との併用されるか、防犯ガラス「セキュオ」の採用をお勧めいたします。
スペーシアは製造後10年間の品質保証をしています。 スペーシアの施工完了後、弊社から保証書を発行します。保証期間中に正常な施工及び取り扱いのもとで、真空層の異常により、マイクロスペーサーが落下した場合は、弊社までお知らせ下さい。
代替用の製品を補償致します。
代替用の製品を補償致します。